medical stethoscope placed on white background
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ぎっくり腰の経験はあるだろうか。ちなみにぼくは人生で2回、経験している。1回目のぎっくり腰は、クシャミをした瞬間にきた。『魔女の一撃』を受けた身体は、立ち上がることが出来ず、ちょうど目の前にあったベットに倒れ込んだ。力が抜けたという表現が一番近い気がする。立ち上がれなくなり「え、どーすんのこれから笑」と立ち上がれない自分に笑うしかない状況だった。2回目は、朝の洗面所での出来事。前日の疲れが溜まっていたのを実感しつつ、顔でも洗おうかなぁと前屈みになった瞬間に来た。2回目の方が大変で、1回目は「プチ・ぎっくり腰」だった事に後から気がついた。

ぎっくり腰になった事を本当に後悔したけど、身体にこれだけの無理をさせてしまった自分への罰だと反省。動けない自分がいつまで続くのか。不安が押し寄せる。トイレに行くにも、ヒィヒィ言いながら行っていたし、だいぶ精神的に追い込まれた。仕事はやらなければと思い、進行中の案件は寝ながら、スマホで行った。

そんな中、たまたまメールをやり取りしている取引先の方が気を利かせてくれて、ぎっくり腰の対処法を教えてくれた。

◎痛みが引くまでは動かない。

◎痛みが引いてきたら、動くこと。

◎動くことが、薬です。

と教えてくれた。

経験者の言葉に、なんと勇気づけられた事か。この言葉を胸に、3日ほど経った頃にやっと落ち着き始め、なんとか歩けるようになった。「歩くのは薬」なので、痛みを感じながら、歩き始めた。

普段、何気なく普通に寝て、起きて、歩く事ができることはなんて素晴らしい事なのか、を実感する日々。ぎっくり腰は、痛みもそうだけど、「いつ、治るんだろう」という精神的なストレスが同時に襲ってくるのが、本当に大変。でも大丈夫、治りました。笑

治ると信じる事ができれば、少し楽になる気がする。もし過去の自分に伝えることができたら、「いつか治るから大丈夫!」と言いたい。それからはベットから立ち上がれる事に、ちょっとした喜びを感じるようになった。