「文と写」というペンネームで、本ブログを立ち上げた。「文と写」とは、文章を書く自分と、写真を撮る自分。大体、自分を10で表現したときに、6:4(文章:写真)の比率で取り組んでいるかなぁと思いながら、この名前を考えた。雑誌やホームページで、よく拝見する表記は「写真と文章」という表記で、逆の順序で掲載されている事が多い。ぼくはブログの店主であるので、自分を線引きをするならば文章にボリュームがあっても良いと考えて「文と写」という、ネーミングでブログを開くことにした。

ただ、そうなってくると10あるうちの3だけで写真を撮っているのかという話になる。それは話が違う気がする。写真を撮っている時は、やはり3ではなく、全力の10を使っている。じゃあそもそも線引きが必要なのか。この2つを、しっかりと、自分のスキルにできないか。

『二足の草鞋を履く』という言葉がある。思い浮かぶのは、野球の大谷選手だ。彼は打って・守っての二刀流で活躍している今までにないタイプの野球界のスーパースター。きっと彼には、そのボーダーは無い。「野球」という大きなカテゴリーの中で、ピッチャー・バッターがあって、同じように線引きをしないで、「野球の神様的な存在」になる事を目的として純粋に野球を楽しんでプレイしている。なんて素敵なんだろうと思う。

文章と写真というツールは、野球でいう何のカテゴリーに属するのか。『読み物・コミュニケーションツール・アート・記録』など、そういったカテゴリーなのかな。自分でこれだろうという明快な答えが出ていない。見つからない答えを探してながら、文章と写真、二足の草鞋を履いて、大谷選手のような、二刀流になりたいと願う。