絵|5歳長男の作品『ミヤマくん』
ミヤマクワガタに、5歳の長男は『ミヤマくん』という名前を命名した。
2022年の記憶に残る出来事は、クワガタの剥製づくり。ミヤマクワガタと長男のストーリーをご紹介します。
東京都の奥多摩で、クワガタがとれる?
7月末に東京都の奥多摩に家族で遊びに行った。友達の家族が奥多摩に住んでいたので、久々に遊びに行くことに。その日は、ひと通り遊んだあと、みんなで夕食。会話の中で、「昔、クワガタがたくさん取れたポイントがあったな〜」って話で盛り上がる。とても気になる様子の、我が家の5歳の長男。「行きたい?取れるかわからないけど、行ってみよう〜!」と、夜遅くに車でクワガタ取りに行ってみることにした。
クワガタ取り名人が教えてくれた場所
奥多摩に住む、友達のS君。彼はその昔、クワガタがよく取れる場所をクワガタ取りの名人に教えてもらった。S君は、指定された場所と時刻を教えてもらって、そこへ向かった。その場所では、たくさんのカブトムシ・クワガタがたくさん取れたという。20年近く昔の話。
「今はもう時代は変わって、クワガタはあまり取れないかもね〜」とS君は言う。夕食を終えて、子供メンバーみんなでポイントへ向かう。
ミヤマクワガタを捕まえた
20年前にたくさん取れたクワガタの出没ポイントに到着し、車を降りる。懐中電灯を照らして探す。「いるいる!」皆が驚きの声をあげた。
正直、とても驚きました。ミヤマクワガタを見つけた私たち探検隊。長男は大興奮。虫取り網を一番長くして、確保に成功。他にはカブトムシやらクワガタは見つからず、なぜかレアなミヤマクワガタを捕獲。
山育ちのミヤマクワガタを東京で飼育する
我が家がある東京に持ち帰ることにしました。そこで、ひとつ問題が浮上。山間部の涼しい気候で生息するミヤマクワガタは、都心の夏の気温には適していない。飼育には、徹底した温度管理が必要でした。我が家では、発泡スチロールの中に虫かごを入れて、その外側に保冷剤を入れるなどひて、住む環境をミヤマクワガタに合わせ、温度調整を行いました。
そんなミヤマくんも11月にお別れ
ある日、動かなくなった『ミヤマくん』。7月末から、11月まで生きてくれた。「冬眠して越冬するかもね〜」なんて長男と話をしていましたが冬眠はしませんでした。我が家に来てから約三ヶ月。長生きしてくれた。本当にありがとう。
剥製にすることに
5歳の長男が昆虫図鑑をパラパラめくり、剥製のページを発見する。「ミヤマくん、剥製にする!」と思いつく。思い立ったら、すぐ行動。剥製づくりがスタート。もちろんぼくもはじめての経験です。お湯でほぐし、形を整え、乾燥させて、消毒を済ませます。
参考のサイトなどを,参考にして剥製完成。
まさか旅行先の東京の奥多摩でミヤマクワガタを取り、飼育させて、剥製まで作ることになるとは思いませんでした。5歳の息子には貴重な体験となりました。