長男が4歳になって、家族で色々な場所に行けるようになった。
休日は、家族で喫茶店に行く事が多い。
家から少し遠い距離にある、その喫茶店は老舗感が溢れる店だ。お客さんも皆、常連が多い。徒歩で散歩をしながら行くか、自転車で向かう。道中、犬に出会うと怯える長男。「犬はあなたに興味はないから大丈夫だよ」と説きながら目的地へ向かう。
ようやく、喫茶店へ到着。店員さんは顔見知りだ。いつものナポリタンに、長男はバナナジュースを注文。この店のバナナジュースは、後ろの調理場からミキサーの調理する音が聞こえて、僕の小さい頃に祖母がおやつで作ってくれた、バナナジュースを思いだす。とても美味しいそうだけど、長男はひと口も、ぼくにくれない。きっと、よっぽど美味しいのだ。笑
いつのまにか、この喫茶店で過ごす家族のひとときが好きになっている。人間、環境に慣れると、居心地が良くなる。ナポリタンを食べながら「コレコレ、この味、この店で」と心の中でつぶやき、味わう。
休日にゆっくりできる場所がある事は、幸せな事だ。