カメラ|CONTAX T2 (PORTRA 400)
場所|伊豆大島
年に一回、家族旅行をする。休暇は人に、生きる楽しみを感じさせてくれる。身体にも良い。仕事で頑張る力を与えてくれる。子供にも休暇と、体験の機会を与えてあげたい。
五歳の長男は、昨年2022年9月に訪れた伊豆大島でのひとときを大変気に入ってくれている。今年はどこへ行こうかと皆で話をしていたら、「いくなら、大島!」と即答。島の魅力に取り憑かれた様子で、「父島、母島でもいいよ」と、何故かもっとハードルの高い小笠原諸島までも手を出そうとしている。行きたいのは僕も同じなのだが、行くには、フェリーの日数と夏休みの日数の辻褄が合わなくなってしまうので、小笠原は、また次回に。
こんな長男の揺るがない意志をもとに、今年も『島旅』をテーマに旅行先を計画することにした。行き先の候補は、当時付き合っていた彼女(今の妻)と初めて2010年に訪れた、『直島』を検討している。この直島は、瀬戸内国際芸術祭などで話題となった、アートと触れ合える島。草間彌生さんの作品などが島に飾られている。13年の月日が流れ、家族四人となった僕の目に、直島がどう映るか楽しみだ。旅行の計画を立てようと思う。
そもそも島の魅力ってなんだろう。ぼくはなぜ『島』を旅行先に選ぶのか、魅力について考えてみた。
僕が考える島の魅力
静かで広い
見渡せば海、山で自然と触れ合える
フェリーが楽しい
異国感を感じることができる
撮影ロケーションが素敵
時間の流れを緩やかに感じる
島に行きたくなる理由
我が家から見える景色は、近隣のマンションやビル。島に行くと海や山を眺められる。もしかしたら鹿の鳴き声が聞こえるかもしれないし、鳥のさえずりもあるかもしれない。それを頭の中で想像するだけで、島に行きたくなる。
癒しを、島に求める
騒音に関しても良い点はある。たとえば、新宿の交差点で信号待ちをしていると、ひっきりなしに雑音が入り込んでくる。自分の意思に関係なく、歌うシンガー、広告宣伝カー、選挙、チラシ配り。東京はどこでも人を感じる。良い点でもあるけれど、体調が悪い日など、そういう場面に遭遇すると疲れを感じる。静かであるということは、精神的な負荷が少ない。
移動もアトラクションのひとつ
五歳の長男が島旅が好きな理由は、フェリーだ。島民であれば、単なる移動手段のフェリーは、僕らには現実離れしていて楽しいのだ。長男にとって、ちょっとしたレジャーランド。海によって本島と離れた島国は、異国感がある。文化の違いも感じるし、良い意味で海外に来たような感覚も手軽に味わえるのも魅力だ。
旅行は撮影会でもある
個人的には、撮影ロケーションも魅力の一つ。僕の場合、重たいフィルムカメラをバックに詰めて、残したい瞬間を写真に収めるために行くのだと言っても過言ではない。美しい海・山などの景色は写真を特別なものに変えてくれる。島ならではの風景をバックに、優しい光で家族の楽しげなワンシーンを撮りたい。旅行と撮影の組み合わせは、楽しさが倍増する。
計画を楽しむ
全体としては,ゆったりとした時間の流れを感じながら、島での滞在を楽しみたい。直島の他に、小豆島も検討している。今年も家族で島に行くことを想像するだけで楽しいのだ。