man walking
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ぼくの幼い頃は何かうまくいかないと、物に当たった。

4歳の子供も、おもちゃがうまく作れないと、『も〜!』と叫んで怒りをアピールする。反応すると余計に怒り出すので、しばらく放っておく。すると自分で黙々と組み立て、笑顔で完成を知らせてくれる。完成形がイメージできている証拠。子供も日々、闘っている。

嫌な事をされて、怒るケースもある。ぼくの場合、何度も同じことを尋ねられるとイライラしてしまう。これは実家で生活していた頃の、母に対してよくあった。何回も同じことを言ってくるので、『もう分かったよ!』と何回も答えた。

最近、デジャブかと思うのが、うちの子もぼくの幼少期の頃と同じような反応をしている。妻は『わかったなら、行動してください』と正論で4歳児に応戦している。自分に言われているようで、なんだか、すみませんと感じる。笑

仕事で、大人に対して怒る事はあまりない。他人に怒ると、その後の後始末が大変だ。関係性が崩れてしまうのでは、という恐怖が心の中に存在する。いっそ上司と部下の関係性の方が怒れそうだ。

でも、ぼくが若い頃は、よく大人に怒られた。当時は嫌で嫌で仕方がなかったけど、今思い返すとあの時、怒られて良かったと思う。(本当に、今だから思う)

怒って伝えてくれるという事は、その人はそれなりのエネルギーを使っている訳で、内容が正論であれば、自分に対して、『こんなにも力をつかってくれている』という解釈もできる。残念ながら、当時はそんな解釈はできなかったので、『今日も怒られるのかな〜』なんて思っていた。そんな日は大抵、怒られていた。

ぼくは怒るより、大抵は怒られる。