写真| FUJI FILM X-Pro3
ある朝のこと。5歳の長男は、大きな泣き声と共に起床した。
何が不満で朝から泣いているのか。寝室のドアを開けて中を確認する。敷布団の上に座り込んだまま、顔を両手で覆っている。よく見ると、目の付近をしきりに手でこすりながら泣いていた。目が痒くて、かいているうちに、痒みから痛みに変化したようだった。
我が家では、花粉症が2人いる。妻と長男だ。症状が重い妻は外出から帰るとコートなど上着に付着した花粉を払い、室内に入るようにしている。お風呂に入って花粉を流してから寝室には入るので、朝から花粉で起こされることは、無いような気がする。でも明らかに何かに反応して、長男は朝から目をかいている。
3月の時期、飛散する花粉の種類として多いのが『スギ』花粉だ。うちの長男はこれに反応している。次の4月頭頃に『ヒノキ』の時期がやってくる。花粉は、そのうちゴールデンウイークに差し掛かると徐々に落ち着く。『ブタクサ・イネ』など秋に飛散する花粉もあるようで、つまり、一年中なんらかの花粉が舞い上がっていることになる。
花粉症は幼児でも発症するのは最近よくあるようだ。年配の人などは段々と反応が鈍くなるとは言われているが、5歳児から身体が反応している長男。これからもっと反応するってこと?何か対策をしなければ。
ということで、花粉から我が子を守る対策として『JINS』のメガネを選んだ。側面でしっかりと花粉が入らないようにガードできる眼鏡だ。着用に関しては、今のところ嫌がることはない。遊んでいると邪魔になるのか、気がつくと外れていて、「花粉が入る!眼鏡つけてー!」などの茶番を繰り広げている。
花粉は空気中に舞い上がった後、アスファルトでは吸収してくれない。東京は公園は多いけれど、土の地面が少ない。花粉は土に吸収されることなく、また舞い上がる。負のスパイラルだ。予防できる事は、今すぐやるべき。
ちなみに、ぼくは花粉症ではない。と、言い張っている。「花粉症なんです」と言うと本当に身体が花粉に反応してしまいそうだから、言わないことにしている。予防は普通の眼鏡、マスクで行う。鼻水がたらーり垂れてくることや、喉が痒いなどの症状がでるけれど、花粉症ではないと言い張る事が、僕の精神的な処方箋だ。
がんばれ、長男。実は僕も花粉症なのだ。
花粉症メガネを着用した5歳の長男
花粉症対策メガネ『JINS』と普通のサングラス