愛用のカメラ ｜ PENTAX 67 II
この大きなカメラは、大変重たい。あえて言葉で表現するなら、『尋常ではない重さ』だ。
カメラは僕にとって、自分を表現するための重要な道具であり、大切なもの。フィルムのカメラが好きだ。ぼくは２台、所有している。
ネガティブな意見だと、「フィルムは現像にお金が掛かってしょうがない」という人が多い。自分もそうだと思っている。近年のフィルム価格の高騰、現像代は本当にお値段が高い。それなのに、なぜフィルムで撮影し続けるのか。そしてフィルムは、面倒くさい。撮った写真はモニターですぐに見れない。現像も自分ではできない。それなのに、なぜフィルムで撮影する？
それは僕の場合、『第三者との関わりが必然的に発生する事』が挙げられる。
撮影したからには、現像したい。その行為は、飽きっぽい性格のぼくに、とても向いている。撮影した写真をプロが丁寧に現像してくれる。少し時間を置いて、客観的に写真を見ることができる。現像したプリントを受け取る瞬間は、本当に嬉しい。また繰り返したいと思う。
近年、減少する中判フィルムを現像をしてくれる写真店。ここで働く方々へ感謝すると共に、可能な限り沢山の写真をフィルムで残せたらと思う。もし、あなたがフィルムカメラを挑戦したいと考えているのであれば、ぜひ一歩を踏み出していただきたい。お金はかかりますけど。笑
そんなわけで、愛用のフィルムカメラ2台をご紹介。
35mmフィルム｜ContaxT2
愛用歴は、2022年で11年になる。お出かけ時に手軽に持っていけるサイズ感で、いつもバックに入れて持ち歩きたくなる。
なぜ、このカメラを選んだか。カールツァイスのレンズに惹かれた。そのレンズは広角。Carl Zeiss Sonner 38mm F2.8を搭載している。画角が広いので、最初は使いづらく感じたけれど、ある程度は寄る事で調整できる。また、自分の子供をメインで撮影するぼくは、距離が近くても問題がない。いつでも気軽に撮る事ができる、大好きなカメラ。
中判フィルム｜PENTAX67Ⅱ
2021年から愛用中のカメラ。きっかけは写真家の濱田英明さんの使用機材だったこと。このカメラ、あだ名が付いていて『バケペン』というネーミングがついている。超・重たいし、超・大きい。シャッター音も超・すごい。「いま、撮影してる！」と感じるカメラ。尋常じゃなく重いので、旅行で持ち歩くのは、冗談じゃなく、本当に修行。
フィルムは10枚しか撮影できないので、ここぞというときに撮影する相棒。長所でもあり、短所でもある。撮影する意味を考えさせてくれる素晴らしいカメラ。
なぜ、自分はフィルムカメラを使うんだろう。その答えは、『写真に飽きないため・撮り続けたいから』ってこと。
でも結局のところ、家族ですぐ共有する記念写真は、やっぱりiPhoneが最強だと思う。笑
